産業医選びでもう悩まない!5分でまるわかり!最高の産業医の選び方
企業にとって、労働者が長く健康に働いていける環境づくりはとても重要なものです。
そのためには企業のニーズに合った産業医をしっかり選ばねばなりませんが
「そもそも産業医をどこで探せばいいのかわからない」
「どうやって産業医を選べばいいのかわからない」
そんな悩みを抱える会社経営の方や人事担当の方も多いはず。
この記事では産業医の選び方を基本からしっかり解説していますので、
初めて産業医を採用する方も新しい産業医を探そうとしている方にもお役に立てる記事になっています。
ぜひ最後まで読み、最高の産業医の選び方を知ってください!
【目次】
目次
1.産業医とは?
1-1.産業医と主治医は何が違う?
1-2.「専属」と「嘱託」産業医の違い
1-3.産業医の仕事
1-4.産業医の報酬の相場
2.産業医いつ雇う?手続きは?
2-1.産業医を雇う基準
2-2.産業医に関する届け出について
3.最高の産業医の探し方&選び方
3-1.産業医の探し方
3-2.産業医選びの失敗例
3-3.もう失敗しない!最高の産業医を選ぶ3つのポイント
4.おわりに
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1.産業医とは?
そもそも産業医とは何をするのか、具体的なイメージがわかない人も多いでしょう。
産業医とは、その企業で働く労働者が健康に長く仕事を続けられるように、医学的な観点から業務や労務管理について助言ができる医師のことです。
では、一般的な医師と産業医は何が違うのでしょうか。まずは間違われやすい産業医と主治医の違いを見ていきましょう。
1-1.産業医と主治医は何が違う?
主治医…患者の治療を受け持つ医者。患者に対して診療・治療をすることが仕事。
産業医…診断・治療は行わない。企業や労働者に対して健康管理や指導、助言を行う。
産業医は一般的な医師とは違い、医療行為は行いません。指導や助言、適切な病院への紹介等、健康な労働が行えるように、医学的な視点から改善を行うのが産業医です。
1-2.「専属」と「嘱託」産業医の違い
産業医には専属産業医と嘱託産業医の2つがあります。
嘱託産業医:普段は別のクリニックなどで働いていますが、月に1~数度・数時間程度、企業を訪れる医師のこと。
専属産業医:その企業専属の産業医のこと。
事業場に常時1000人以上、または有害業務(※)を行っており常時500人以上勤務している企業は必ず専属産業医がいなければなりません。週4日の勤務が一般的です。
※、鉛業務、粉じん作業、有機溶剤業務、特定化学物質を製造し又は取扱う業務、放射線業務、坑内における業務などのこと
1-3.産業医の仕事
産業医の具体的な仕事内容は主に4つに分かれます。
①過重労働者への面接指導
高ストレス者や、長時間労働者と面接を行い、心身の状態などを確認します。セルフケアのアドバイスをしたり、必要な場合は専門の医療機関や医師を紹介したりすることも可能です。
②休職や復職の面談
休職者や復職者がいた場合、面談を行います。復職希望の場合、復職ができる状態かの判断や、業務の軽減などの就業制限とその期間を指示することができます。
③衛生委員会・安全委員会への参加
衛生委員会や安全委員会に産業医は構成員として参加し、意見を述べることができます。
④職場巡視
1か月に1度職場内を見回り、職場環境の確認を行います。問題があった場合は衛生委員等で報告し、改善を指示できます。
1-4.産業医の報酬の相場
嘱託産業医の場合、月1回、会社への訪問で、5万~10万
専属産業医の場合、週4回勤務で800万~1500万程度
嘱託産業医の場合、月1回、会社への訪問で、5万~10万程度となっています。従業員数で変わってきます。
従業員数 | 報酬/月 | 従業員数 | 報酬/月 |
50人未満 | 4万 | 501~600人 | 12万 |
50~100人 | 6万 | 601~700人 | 14万 |
101~200人 | 7万 | 701~800人 | 16万 |
201~300人 | 8万 | 801~900人 | 18万 |
301~400人 | 9万 | 901~999人 | 20万 |
401~500人 | 10万 |
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2.産業医はいつ雇う?手続きは?
産業医については分かったけれど「産業医を雇わなくちゃいけない基準って何?」と疑問に思うかもしれません。
ここでは産業医の選任時期や、報告の手続きについて解説します。
2-1.産業医を雇う基準
産業医の選任が「義務」になるのは事業場内の労働者が50人を超えた時です。
この「事業場」とは、「会社全体」ではなく支店や店舗・支社ごとに1事業場となります。つまり、1事業場ごとに労働者の人数が50人を超え場合、産業医を選任する義務 が発生するというとこになります。
また、常に1000人以上の労働者がいる事業場は専属産業医を1人選任する義務があります。詳しくは下記表を参考にしてください。
事業場の人数 | 選任義務と産業医人数 |
~49人 | 選任義務なし |
50~499人 | 嘱託産業医1名 |
1000~2999人 | 専属産業医1名 |
3000~ | 専属産業医2名 |
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2-2.産業医に関する届け出について
選任義務が発生してから14日以内に産業医を選任し、労働基準監督署あてに下記の書類を送らなければなりません。
- 医師免許のコピー
- 産業医認定証のコピー
- 「総括安全衛生管理者・安全管理者・衛生管理者・産業医選任報告様式」
この3点を送りましょう。
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また、産業医を選任義務があるにもかかわらず選任していない場合は、懲役6か月又は50万円以下の罰金が科せられます。
つまり上の表のように事業場の人数によって新しく産業医を雇わねばならなくなった場合、14日以内に産業医を探し、選任を行い、書類の提出まで行わなければなりません。
余裕をもって、規定人数が超える前に産業医を探すようにしましょう。
3.最高の産業医の探し方&選び方
3-1.産業医の探し方
基本的に産業医の探し方には3パターンあります。
- 医師人材紹介会社に産業医を紹介してもらう
- 地域の医師会に相談する、健康診断を実施している健診機関に紹介してもらう
- 社員の人脈で探す
それぞれのメリットとデメリット
①医師人材紹介会社に産業医を紹介してもらう
メリット:たくさんの医師が登録しているので、自社にあった医師を見つけやすい
デメリット:仲介手数料がかかってしまう、紹介会社が多くあり、選びにくい
②地域の医師会に相談する、健康診断を実施している健診機関に紹介してもらう
メリット:人材が必ず探せる、会社のある地域の医院の先生が来てもらえる
デメリット:費用が割高、合わない医師を紹介されたとき断りづらい
③社員の人脈で探す
メリット:希望の先生に依頼できる
デメリット:産業医が見つかるかどうか不確定
3-2.産業医選びの失敗例
ここでは、産業医を選任してから起こってしまいがちなトラブルをご紹介します。
・産業医のやる気がない。費用に見合った働きがない。
・メンタルヘルスなど専門外の問題には対応してもらえない。
・企業の事情を理解せず、医療の視点のみからアドバイスを繰り返す。
・産業医が1年〜数年単位でころころ変わる。
・産業医の年齢が高く、柔軟な対応を聞き入れてもらえない。
・社風と合わず、企業のためにならない
・労働者との信頼関係が築けず、産業医が機能していない
こういったトラブルは産業医と企業側とのミスマッチが原因で起こってしまいます。
では、トラブルをなくすために失敗しない、いい産業医の選び方を見ていきましょう。
3-3.もう失敗しない!最高の産業医を選ぶ3つのポイント
①産業医として必要な基本的スキルをもっているか?
・コミュニケーションスキル
社内でたくさんの人間とかかわるので必須スキルです。産業医とのトラブルの中には、面談で「復職希望なのに復職させてくれない」等の労働者と産業医のトラブルが多くあります。そうならないようにしっかりとコミュニケーションスキルをもった産業医を見極めましょう。
・主体性と当事者意識
産業医は企業と労働者の中立に立って意見を出さなければなりません。医学的な観点だけで非現実的な意見ばかりを言う産業医とのトラブルもよく聞く問題です。
面接では「こんな時にあなたならどうするか」等の質問をして、その人の思考や行動がどういうものかを見極めることが重要です。
産業医に企業の現状や課題を率直に伝え、実際に意見を聞いてみることも大切でしょう。それに対して親身に聞いてくれるか、具体的な提案ができるかを確認することが、企業にあった産業医選びのポイントです。
産業医自身の意見をしっかりもち、企業や労働者にとって一番良い道を模索し提案できる人を選びましょう。
②産業医を雇う目的をしっかりもつ
「なぜ産業医が必要なのか」「何をしてほしいのか」を具体的にすることが大切です。
例えば
「休職者が増えてしまったのでなんとかしたい」
「営業所にもちゃんと足を運んでくれる産業医がいい」
「女性の職員が多いから女性も話やすい先生がいい」 など
産業医にどういったことを期待しているか、何を一緒に改善していきたいかをまず採用側が決めることが大切です。
③どんな産業医が会社に合うのかを明確にする
前述した目的を果たすために今度は「どんな産業医だったら目的を達成できるか」を考えます。
- 目的に合った業務スキルを持っているか
- どんな考え・信念を持っているか
- それが本当に自社に必要なのか
明確に採用の基準を決めましょう。
「目的」と「目的を達成するための産業医像」を固めたらどんな産業医が自社に一番合っているかが明確になりましたね!
求める産業医像が固まれば、あとは産業医と実際に話してすり合わせをしていきます。
産業医の条件面だけで選ぶのはミスマッチやトラブルの原因になりますので絶対にやめましょう。イメージをしっかり持ち、すり合わせを医師と直接行うことが最高の産業医選びの近道になるのです。
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4.おわりに
産業医とは、企業や労働者への助言、指導を行う人であり、企業の一員としてより良い方向に企業を変えていくためになくてはならない存在です。
その中でも産業医選びは難しく、トラブルも絶えません。大切なのは企業が具体的な産業医像をしっかりイメージすること、そして産業医と直接話して理念や目的をすり合わせることがいい産業医を見つけることにつながります。いい産業医を採用し、長く、健康に労働者が働ける会社を目指しましょう!
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