産業医紹介の「アドバンテッジ」の評判やメリットを紹介!
株式会社アドバンテッジ
株式会社アドバンテッジリスクマネジメントが運営する、
産業医紹介事業を紹介します。
アドバンテッジは自社のサービスの特長として、
- メンタルヘルス対応が得意な産業医を紹介できる
- 全国の企業などの事業者に提案
- 手厚いフォロー
- 産業保健スタッフの増減に柔軟に対応
- 複数事業場に対応
など上記5つを挙げています。
この記事ではアドバンテッジのサービス内容の詳細を紹介します。
さらに、インターネット上に掲載されている、アドバンテッジに関するよい評判と悪い評判も紹介します。
産業医を探している企業の産業保健担当者にとて有益な情報です!
*データは2022年9月現在のものです。
【目次】
アドバンテッジの自己評価:
豊富な実績、上場企業が運営
アドバンテッジは自社の実績や強みを公式サイトで公開していて、その内容は以下のとおりです。(*1)。
■アドバンテッジの実績と強み(自己評価)
- 20年以上の歴史
- EAP事業会社として363万人の従業員を支援
- 日本産業衛生学会の産業医研修施設に認定されている
- 厚生労働省メンタルヘルス相談促進事業における登録相談機関に認定(第1号で認定)
- 企業の休職者の復職支援もサポート
- 運営会社は東証プライム(旧東証1部)に上場
運営会社は1999年に設立しているので、
「20年以上の歴史」があるということは、設立当初から産業医などの医療スタッフを企業などに紹介してきたのでしょう。
この実績は強固なもので、企業の産業保健担当者は安心できるはずです。
アドバンテッジは、自社をEAP事業会社と名乗っています。
EAPはエンプロイー・アシスタンス・プログラムの略称で、「働く人の健康をサポートする」といった意味になります。
「従業員支援」とは、アドバンテッジが企業に紹介している産業医による支援のほか、休職者の復職支援も含みます。アドバンテッジのこうしたサービスを受けた従業員が全国に363万人いる、ということのようです。
産業医研修施設は、日本産業衛生学会が、産業衛生サービスや産業衛生教育を提供できる能力があると認めた企業などのことです。
認定されるには、サービス対象の労働者が1,000人以上いることや、医師が研修できる施設を有していること、指導医が在籍して研修に関わっていること、といった条件をクリアしなければならず、したがってアドバンテッジは「実力が認められた会社」といえると思います。
また、運営会社は東証プライム上場企業であることから「大企業」「安定企業」といえ、信頼性は十分あるといえそうです。
*1:https://www.armg.jp/business/doctor/
産業医紹介サービスの概要
アドバンテッジは、次の2つの形態で産業医を企業などの事業者に紹介しています。
■業務委託:アドバンテッジが運用する
以下のいずれかを選択する
- 週4日、1日7.5時間勤務
- 月1回以上、1回3時間勤務
■直接雇用:企業自身が運用する
- 契約期間や勤務時間は企業と産業医が協議して決める
業務委託は、アドバンテッジが産業医による産業保健サービスを運用します。企業が自社の産業保健をアドバンテッジに任せる形になります。
産業医を直接雇用する形態は、企業が自社で産業保健を運用します。企業はアドバンテッジから、産業医の「紹介を受けるだけ」となります。
産業医がすること
アドバンテッジが紹介する産業医は、企業などで関連法令などに則って以下の業務に従事します。
■産業医の業務
- 安全衛生委員会への参加
- 職場巡視
- 健康診断結果の判定
- 長時間労働者の面談
- ストレスチェックの実施と、事後の面談
またアドバンテッジは産業保健師も紹介していて、その業務内容は以下のとおり。
■産業保健師の業務
- 産業医の補助
- 健康診断後の保健指導
- 長期療養から回復した従業員のフォロー
- ストレスチェックの高ストレス者へのフォロー
- 健康イベントの開催
5つの特長の詳細説明
冒頭で紹介した、アドバンテッジの産業医紹介サービスの5つの特長について詳しく解説します。
メンタルヘルス対応が得意な産業医を紹介できる
企業では少なからぬ従業員がメンタル面の悩みを抱えていて、厚生労働省も職場における心の健康づくりをサポートしています(*2)。そのため企業の産業保健では、メンタルヘルス関連の需要が高まっていると考えることができます。
そこでアドバンテッジは、メンタルヘルス分野を得意にする産業医や産業保健師を集め、企業に紹介しています。
アドバンテッジの登録者には、精神科医、心療内科医、労働衛生コンサルタント資格の保有者などがいます。
*2:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000153859.pdf
全国の企業などの事業者に提案
アドバンテッジはこれまで、北海道から沖縄までの幅広い地域の事業者に産業医を紹介してきました。
どの地方の企業も、産業保健サービスについてアドバンテッジに相談することができます。
手厚いフォロー
企業のなかには、少ない人数で社内の産業保健を担っているところもあると思います。アドバンテッジはそのような企業に、産業保健担当者の業務をフォローするサービスを提供しています。
■企業の産業保健担当者をフォローするサービス
- 業務内容の確認・連絡
産業医の業務量が多くなってしまった際の時間延長や訪問日追加希望などの相談を代行する
- 日程の管理・調整
産業医の予定時間の変更、日程の再設定などの調整を代行する
- 資料用意
各種面談記録書や衛生委員会での講話の資料などを用意する
- トラブル対応
産業医紹介で問題が生じたとき、すぐに対応できるオペレーションの体制を整えている
産業保健スタッフの増減に柔軟に対応
企業の産業保健では、支社が産業医選任が必要な事業場になってしまったり、産業医が辞退したりといったトラブルが起きがちです。
アドバンテッジは企業からSOSを受ければ、すぐに産業医を含む産業保健スタッフを手配します。
複数事業場に対応
複数の支社・支店・営業所を持っている企業は、それぞれの事業場で産業保健を展開しなければなりません。
アドバンテッジは企業の複数の事業場の産業保健サービスを一括して請けることができます。
産業保健サービス一括提供は、従業員に「どこで働いていても安心」という印象を与えることができるでしょう。
運営会社について:東証プライムに上場
アドバンテッジの運営会社、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントは1999年に設立され、現在は東証プライムに上場しています。
資本金は約3億7,000万円。
2022年3月期(2021年4月~2022年3月)決算は、売上高約58億円、経常利益約4.6億円、純利益約2億円。
拠点は東京都目黒区に本社があり、ほかに名古屋と大阪に支店があります。
アドバンテッジのよい評判、悪い評判
アドバンテッジについてインターネット上には、よい評判も悪い評判も載っています。
インターネット上の評判は主観的かつエビデンス(科学的根拠)が薄いものが少なくありませんが、その一方でよいものにはよい評判が立ちやすく、悪いものには悪い評判が多く掲載されるという傾向があります。
そのため、企業の産業健康担当者が産業医紹介サービスを選ぶとき、インターネット上の評判を読むことは意味があると考えます。
ここではその両方を紹介します。
よい評判
製薬会社のD社は、アドバンテッジの運営会社が行っているカウンセリングサービスを導入しています。D社は従業員の健康維持を重視していて、かなり以前から健康相談窓口を設けていましたが、仕組みが古くなったためアドバンテッジにカウンセリングの代行を依頼しました。
D社のカウンセリングの対象者は新入社員や新任管理職など「迷いが多くなる世代」です。
また、外国人従業員が社内コミュニケーションにつまずいていることを相談したところ、悩みが解消した、といった成果があがっています。
アドバンテッジは、従業員本人だけでなく、その家族にもカウンセリングを利用できるようにしました。D社は「従業員に安心感を与えることができている」と評価しています。
アドバンテッジからストレスチェック・サービスの提供を受けている自動車部品メーカーのN社は、「受検率が向上し、高ストレス者割合も改善している」と高く評価しています。
アドバンテッジがN社に提供しているサービスは、ストレスチェックの結果分析と具体的な健康施策の提案です。N社は「アドバンテッジから習得したことを組織改善に活かし、企業風土に定着させたい」と述べています。
悪い評判と気になった点
アドバンテッジの運営会社はカウンセリング事業も手掛けているのですが、こちらについて不満を持っている方がいました。
その方はカウンセリングを受けようと同社関連の施設を訪れたのですが、いつもの待合室ではないところに移動するよう指示されたそうです。この対応を不満に感じたようです。
今回のリサーチで判明した、アドバンテッジに関する悪い評判はこれくらいでした。
「悪い評判はほとんど立っていない」と考えてよさそうです。
評判とは別に気になった点があるので紹介します。
それは公式サイトに、料金が掲載されていないことです。企業の産業保健担当者は、産業医紹介サービスを探すとき、まずはインターネットで料金を調べようとするでしょう。料金は担当者にとって重要情報になるので、例えば「○円から」といった程度の表記でもよいので、金額の目安がわかる情報が公式サイトにあったほうが親切だと思います。
まとめ~上場企業ならではの安心感
アドバンテッジは東証プライム上場企業が運営する、産業医紹介サービスを中心とした産業保健事業です。
また運営会社は設立当初から企業の産業保健をサポートする事業を手掛けていて、これが「本業」といえます。
大企業が本気で取り組んでいる事業については、安心感が得られます。
企業の産業保健担当者が産業医を探さなければならなくなったら、アドバンテッジを選択肢の1つに加えてもよいかもしれません。