大阪で産業医を紹介できる会社を紹介!探すポイントや報酬も紹介
産業医の選任の必要がある会社でどのように探せばいいかわからずに悩んでいませんか?大阪で産業医を探す際には、産業医数が全国平均よりも若干高いため選任するだけなら難しくないかもしれません。しかし、自社の課題を解決してくれる産業医を探そうとすると時間と労力がかかります。この記事では、産業医の探し方、産業医紹介会社の探し方のポイントやおすすめの紹介会社を解説します。大阪で産業医を探している方は参考にしてください。
【目次】
産業医とは
産業医とは、従業員が健康的な環境で仕事ができるように専門家として指導や助言する医師のことです。
産業医の仕事内容
産業医の主な仕事内容は以下の7つです。
- 健康診断結果のチェックと就業判定する
- 職場巡視
- 健康相談
- 休職面談、復職面談
- ストレスチェック実施と高ストレス者への面談
- 長時間従業員への面接指導
- 衛生委員会への出席、衛生講話
産業医を設置するメリット
産業医の選任義務があるのは従業員50人以上の事業場ですが、義務だからといって漫然と選任するのではなくメリットを理解しておくことは重要です。ここでは産業医を選任するメリットを5つ紹介します。
- 従業員の健康維持や安全の確保
- 従業員のメンタルヘルスへの対応
- 従業員のパフォーマンス向上
- 従業員の満足度向上
- 企業のイメージ向上
産業医は医師なので、専門家の立場から従業員の健康維持や安全の確保についてアドバイスしてくれるでしょう。また、現代人が抱えるメンタルヘルス問題についても重症化する前に面談などを実施し、環境改善の助言も可能です。従業員が快適な環境で勤務できているかの確認を職場巡視で行えるので、パフォーマンスの向上も期待できます。
さらに、従業員にとって産業医面談は自己負担がないため病院を受診するよりもハードルが低いでしょう。そのため、自身の健康を事業所がバックアップしてくれているという満足度向上にもつながります。産業医を導入していることで改善したケースがあれば、企業イメージの向上にもつながる可能性があるでしょう。
産業医を選任するメリットについて詳しくはこちら。
産業医を設置するメリットとは?役割や必要性について紹介
大阪府の産業医の状況
大阪府の認定産業医は5,359名おり、その内産業医として活動しているのは2,399名で全体の44.8%です。活動している認定産業医1人あたりの事業所数は5.4社であり、全国平均5.10社よりも若干高く、選任するだけであれば難しくないでしょう(参考:都道府県別産業医活動における実態調査分析)。
ただ、一般的な医師と同じように、産業医にもそれぞれ得意・不得意分野があるため自社の課題解決に合った産業医を探すとなるとハードルが上がります。
大阪府の産業医への報酬と相場
産業医を導入する際に気になるのは、支払う報酬です。報酬は専属か嘱託によって異なり、専属産業医は、従業員が1,000名以上(有害業務の場合は500名以上)働く事業所に選任されます。また、嘱託(非常勤として月1回から)専業医は、従業員が50~999名の事業所に選任されます。
専属産業医の報酬と相場
専属産業医の報酬相場は、週3〜4日の勤務で年間1,000〜1,500万円程度といわれています。
専属産業医について詳しくはこちら。
専属産業医とは?義務が発生する従業員数や選任方法を紹介!
嘱託産業医の報酬と相場
嘱託産業医の従業員数に応じた基本報酬月額は、日本医師会が公表しているデータによると以下の通りです(参考:公益社団法人日本医師会「産業医報酬基準額について」)。
従業員(人) |
基本報酬月額(円) |
50名未満 |
75,000円〜 |
50〜199名 |
100,000円〜 |
200〜399名 |
150,000円〜 |
400〜599名 |
200,000円〜 |
600〜999名 |
250,000円〜 |
産業医の探し方
産業医の探し方には3つの方法があります。自社に合った産業医を見つけるためにどの方法がよいか参考にしてみてください。
地区医師会で探す
事業所のある地区の医師会で探してみましょう。医師会で探すメリットは無料で探せることであり、デメリットは自社にはどんな産業医が合うかのアドバイスをもらえないこと、業務内容や報酬などの交渉を自分たちでしなければならないということです。
大阪府の地区医師会一覧から探せます。
大阪府の地域産業保健センターで探す
産業医の選任義務がない従業員50人未満の事業場は、大阪府の「地域産業保健センター」で産業保険サービスを無料で利用でき、大阪府内で13箇所あります。
産業医紹介会社で探す
産業医紹介会社は、企業や事業所の希望に応じて産業医を紹介してくれます。紹介会社を利用するメリットは、以下の通りです。
- 報酬や勤務条件を交渉する手間が省ける
- 自社や従業員の特徴やニーズを把握して、自社にマッチした産業医を紹介してくれる
- 産業医の変更や交代も全て紹介会社が仲介に入ってくれる
デメリットは初期費用のかかる紹介会社もあるため、コストがかかることです。少しでもコストを抑えたい場合は、初期費用のかからない紹介会社を選ぶとよいでしょう。
産業医紹介会社を探す際のポイント
次に、産業医紹介会社を探すポイントを5つ紹介します。
- 対応エリアに大阪府があること
- 産業医の在籍数が多いこと
- 料金は適切かどうか
- オンライン対応していること
- 選任後のアフターサービスがあること
まず1つ目は、大阪に対応エリアがあることを確認しましょう。大阪は事業所が多いので対応していない場合は少ないですが、東京を中心に紹介している会社は産業医の在籍数も少ない可能性があるため注意しましょう。
また、料金もサービス内容とともに適正な価格かチェックする必要があります。初期費用の有無もきちんと確認しましょう。
テレワークを採用している会社が増えているためオンラインに対応しているかも重要なポイントです。最後に、選任したあとのアフターサービス、例えば産業医の変更や、業務内容・報酬の交渉などのサービスをしてくれるかも確認しておきましょう。
大阪で対応可の産業医紹介会社3選
大阪府で対応可能な産業医紹介会社を3つ紹介します。会社選びの参考にしてください。
1.産業医クラウド
Avenirが提供している「産業医クラウド」は全国10,000事業所以上に導入されているサービスで実績が多いため安心して利用できます。また、初期費用無料・月額費用は33,000円からの低価格で利用できます。
産業医クラウド独自の試験に合格した上位20%の産業医しか登録していないため、高品質なサービスを受けられます。
アフターサービスとして面倒な人事業務も無料で支援してくれており、さらにオンライン運用にも対応しています。
2.Mステージ
参考:株式会社エムステージ
20年の実績があり、導入実績は1,900件を超えています。全国11拠点によるネットワークを持ち、国内トップクラスの産業医が登録しているため、産業医探しには困らないでしょう。
ただ、初期費用は11万円であり、導入するためのコストはかかってしまいます。
月額の費用は訪問しない月は22,000円、訪問する月は55,000円と価格は紹介会社の中でもお手頃価格です。
また、オンライン対応もしているため、リモートワークを導入している事業所にも利用しやすいでしょう。
3.エリクシア
参考:株式会社エリクシア
会社独自の厳しい採用基準をクリアした産業医しか採用しておらず、産業医への教育もきちんと行っている会社です。また、メンタルケアへの対応が得意であり、不調を訴える従業員のこころを見える化し、適切な対処をしてくれます。
また、担当産業医だけではなく他の専門家がチームを作り、従業員の問題解決を助け、迅速な支援をします。
オンラインにも対応してくれていますが、月額110,000円と他の会社よりも高い設定です。
産業医を契約するともらえる助成金
「団体経由産業保健活動推進助成金」では、企業が産業医、保健師等の専門職の他、産業保健サービスを提供する事業者と契約し産業保健サービスを従業員に対して提供した場合ににその費用の一部を助成してくれます(参考:独立行政法人労働者健康安全機構)。
まとめ
大阪で自社に合った産業医を探すのは、簡単ではありません。大阪で産業医を探す方法には3つありますが、自社の課題を解決してくれる産業医を探すなら紹介会社を利用しましょう。大阪府内に対応する産業医紹介会社を探すなら、産業医紹介会社比較サイトがおすすめです。