産業医紹介サービスおすすめガイド テレワークがメンタルヘルスに及ぼす影響は?個人・企業ができる対策も

テレワークがメンタルヘルスに及ぼす影響は?個人・企業ができる対策も

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産業医クラウド(avenir産業医)

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【目次】

目次

1.なぜテレワークでメンタル不調者が出るのか
 1-1.今、この時期だからこそメンタル不調者が増加中
 1-2.テレワークがメンタルヘルスに与える影響
 1-3.個人・企業がそれぞれできる対策方法は?
2.テレワークでも快適に働けるために企業ができること
 2-1.産業医の活用
 2-2.ストレスチェックの活用
 2-3.テレワークで従業員が休職になってしまったら
3.最後に

 

1.なぜテレワークでメンタル不調者が出るのか

まずは、現在のテレワーク導入企業の状況と、なぜテレワークでメンタル不調者が出てしまうのか、その原因を見ていきましょう。

 

1-1.今、この時期だからこそメンタル不調者が増加中

テレワークでは、「見えないストレス」が蓄積されているといいます。

元々対面の状態でもメンタルケアは難しいものでしたが、テレワークではより意識的にメンタルヘルス対策を行っていく必要があります。

しかし、株式会社月間総務の総務担当者を対象に行った調査(2020.9.14~18、有効回答数255件)によると、企業の28.2%が「メンタルケアのための施策は行っていない」と回答しています。

またテレワークの推進によりラインケア研修に変化があるか、という質問については約7割が「研修を行っていない」という回答でした。

ラインケアとは?

企業などの職場のメンタルヘルス対策において、部長・課長などの管理監督者が直属の部下にあたる労働者へ、個別の指導・相談や職場環境改善を行う取り組みのこと。

出典はこちら:URL ーhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000060066.html

このように、テレワークによってストレスが蓄積されつつあるものの、対策を取っていない企業が多いという現状があります。

 

1-2.テレワークがメンタルヘルスに与える影響

それではテレワークがメンタルヘルスにどのような影響を与えるのか見ていきましょう。主に大きく5点に分けられます。

①オンとオフの切り替えが難しい

本来であれば自宅は職場とは切り離されており、リラックスできる環境であるはずです。しかしテレワーク(在宅勤務)では自宅が職場となるため、その緊張感が持続しリラックスできないことがあります。パソコンや資料を出しっぱなしにしていれば24時間職場にいるのと同じ、といったイメージです。

この場合、なかなか夜寝付けない・夜中に何度も目が覚めるといった質の浅い睡眠になってしまい、うつ病の原因にもなりかねません。

②孤独・孤立感を感じる

職場に出勤することは、組織の一員であること、誰かと繋がっている・受け入れられているという感覚を得ることができます。しかしテレワークになったことで孤独を感じてしまうことがあります。そして他者からの評価や対人関係についての不安が募り、ストレスとなってしまうのです。一人暮らしをしている方はなおさら強いでしょう。

さらに発展して、リモートワークではコミュニケーション不足から評価を得にくくなり、自信を無くしたりすることもあります。

③仕事の生産性・集中力の低下

リモートワークによって集中力が低下し、これまでだったら終わっていたタスクが終わらなかったりと生産性が低下します。また集中力が低下することで、ミスを引き起こすこともあるでしょう。この結果、残業などが起こり更に悪循環が生まれてしまいます。

また、スケジュール管理が個人に大きく委ねられるため、オーバーワークになる傾向が高いです。

④運動不足

通勤やランチなど今まで当たり前のように体を動かしていた時間がなくなり、全てが家で完結するため、運動不足に陥りやすいです。またずっと座ってパソコンに向かっていると筋力も衰えてしまいます。

運動不足は自律神経系の働きを抑制し、ホルモンバランスが乱れて不安定になりやすくなるため、うつ病のリスクになってしまいます。

⑤生活の乱れ

通勤時間が無くなった分、夜更かしなどを始めてしまい、就寝・起床時間が乱れてしまうことがあります。これが生活リズムの崩れの原因になってしまうでしょう。

また食生活も偏りがちになっていませんか?「在宅勤務推奨に伴う食事・運動の変化に関するアンケート」(2020年3月31日~4月10日に特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalが実施)では、約9割が食生活に課題があると回答しています。一日三食、バランスの取れた食事がついつい疎かになってしまうでしょう。

 

1-3.個人・企業がそれぞれできる対策方法は?

~個人~

まずは個人ができる対策方法についてです。

対策 詳細・例
メリハリをつける

業務時間は身だしなみを整え、終業後は部屋着に着替える。
作業する場所・休憩時間を決める。
終業後はパソコン等をきちんと片付ける。

適度に運動をする ウォーキング・ジョギングなどの有酸素運動が効果的。
ストレス解消や適度な疲労感により睡眠の質がUP
生活リズムを守る 起床・就寝時間を一定にする。
太陽の光を浴びることで体内時計の管理もできる。
相談先をまとめておく 話を聞いてくれる上司や同僚、友人、家族、主治医や医療機関等
その他 飲酒量のコントロール
家族との過ごし方(子供にイライラしすぎない等)

 

~企業~

次に企業ができる対策方法ですが、一番重要なのは「ラインケア」です。そしてその中でも、「いつもと違う」部下の様子に気づくことが大切です。

「いつもと違う」部下の様子とは?

・遅刻・早退・欠勤が増える
・無断欠勤がある
・残業・休日出勤が不釣り合いに増える
・仕事の能率が悪くなる、思考力・判断力が低下する
・業務の結果がなかなか出てこない
・報告や相談、職場での会話が亡くなる(その逆)
・表情に活気がなく動作にも元気がない(その逆)
・不自然な言動・ミスや事故が目立つ
・服装が乱れたり、衣服が不潔であったりする

 

そして上記の「いつもと違う」に気づくための対策・気づいた後の対策が以下の通りです。

対策 詳細・例
コミュニケーションの場を作る

朝礼・定期的なミーティング・雑談の場・上司との1対1のミーティング・オンライン飲み会等
最初の数分だけカメラをオンにするといったことも効果的。

相談体制の確立 困ったときに相談できる窓口を複数個用意する。
(上司・産業医・保健師・同僚等)
コミュニケーションツールの活用ルール作成 チャット等のタイムラグでストレスが発生しないよう、
チェックする時間や場面別のツールの選び方などを決める。
社員への情報提供 実行するのは社員なので、メンタルヘルス対策の必要性を伝える。
正しい情報を知って意識してもらうことで、本人のセルフケアを促す。
その他 タスク量や仕事の難易度の調整
ミスがあっても過剰に責めない

 

2.テレワークでも快適に働けるために企業ができること

 

企業が対策できることの中で、制度として設けられるものを紹介します。
体調不良・メンタル不調の従業員が休職しないためにはどうするか?休職してしまったらどうするのか?といった疑問を解決しましょう。

2-1.産業医の活用

1つ目は産業医の活用です。

上記の「いつもと違う」部下に気づいたとしても、実際にその部下の問題を解決するには専門家の意見を聞くことが重要になります。そこで「産業医」に相談をするといいでしょう。産業医とは従業員が50人以上の事業場には必ずいるので、人事労務担当者と共に産業医と連携をとってみてください。もしくは「産業保健師」でも構いません。

産業医に相談することのメリットとしては、

  • 体調改善のアドバイスがもらえる
  • このまま就業ができるかの判断をしてもらえる

といったことが挙げられます。個人の相談先として「産業医」を1つの選択肢にしてみることもお勧めです。今は産業医ともオンラインで面談をすることができるため、感染対策も万全です。

また新型コロナウイルスの流行の中で、医師として正確な情報を提供するということも重要な役割です。従業員の不安解消にも繋がります。

2-2.ストレスチェックの活用

2つ目は、隠れているメンタル不調者を見つけるための「ストレスチェック」という制度です。

ストレスは見えずに蓄積されるものですが、ストレスチェックで質問紙に応えるだけで、自分のストレス状態を正確に意識・評価することができます。分析もできるので、どの部署が、誰が、どのように感じているのかをすぐに調べることも可能です。

ストレスチェックはオンラインでできるものも増えているので、テレワーク(在宅勤務)の従業員でもパソコンやスマホで簡単に利用できます。

それでは、産業医とストレスチェック(オンライン)のどちらも行っている、テレワーク導入企業におすすめのサービスを紹介します。

産業医クラウド(avenir産業医)

 

ストレスチェックは「実施して終わり」では絶対にいけません。むしろ実施後の分析・改善の方が重要になります。問題点を改善に移す・高ストレス者の対応を行うという点でも産業医の存在が不可欠です。

産業医クラウド(avenir産業医)では質の高い、しっかりと教育された産業医を紹介しています。メンタル関連の知識や健康経営について、また復職支援についてもきちんと研修を受けているので安心して相談することができます。

Carely産業医

Carely産業医はIT企業を専門に産業医紹介を行うサービス会社です。IT企業では新型コロナウイルスの流行前からテレワークを実施している企業が多いため、テレワークの社員との連携にも経験値があります。

またCarelyでは健康管理システムを運用しており、ストレスチェックもWEBシステム上で完結、高ストレス者の自動判定・集団分析を行うこともできます。

Altpaper

Altpaperはストレスチェックキットを取り扱うサービス会社です。導入数は1800社、納品も最短2週間~となっており実績も豊富。もちろんWEB版もあり、230円 / 人で受けることができます。紙版との併用もできるので、一部社員のみテレワークになっている、という状況でも安心して対応することができます。

産業医の紹介も行っており、ストレスチェックの実施者も任せることができます。その他産業医の無料変更や、全国対応など平均以上のサービスを展開しています。

 

2-3.テレワークで従業員が休職になってしまったら

テレワークの期間は一時的ではなく、今後のwithコロナの時代に必要とされ、まだまだ続いていくことでしょう。そのため、今まで休職していた人がテレワーク下で復職するというケースも考えられます。

「従業員は原則在宅勤務」を決定した企業で、メンタル不調により長らく休職していた従業員が在宅勤務での復職を希望した場合どうすべきか、産業保健法学会は以下のように述べています。

メンタルヘルス不調からの回復が十分ではない従業員を在宅勤務であるからと言って安易に復職させることは適切ではない。

(略)

就業面、健康面での管理が難しい在宅での復職は、通常の復職の場合より、観察期間や克服すべきハードルを若干高めに設定することが合理的な場合もあると思われる。

出典はこちら:URL ーhttps://jaohl.jp/qa/q2%E5%9C%A8%E5%AE%85%E5%8B%A4%E5%8B%99%E3%81%A8%E5%BE%A9%E8%81%B7/

テレワークの場合は、通常よりも各所の連携がおろそかになってしまうため、再び従業員が調子を崩してしまった際の早期のケアが難しくなります。

また上司が復職者の健康状態と職務遂行状況を適宜把握することも簡単ではなくなってしまったので、職場以上に自己管理が必要です。そのため産業医等がセルフケアをきちんと助言する必要があります。

こういった点を踏まえて、復職の時期やプログラムを組みましょう。テレワークだからといって簡単に復職させずに、主治医・産業医の意見を聞きつつ職場復帰の判断を行ってください。

 

3.最後に

この記事では、テレワークが従業員にどのようないい点・悪い点をもたらすのか、そしてその対策や制度、休職についてを解説しました。

テレワークによる不調は、不調者を出さないための対策、不調に気づくための対策、不調者への対応という段階に分けることができます。それぞれで企業・個人ができる対策があるので、企業として導入したり個人へ情報提供が行えると良いでしょう。制度としての産業医・ストレスチェックの活用もぜひ検討してみてください。

 

サービス名

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月:3.3万円
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企業が産業保健師を選ぶ理由とは?派遣サービスを使ってみよう!

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サービス名 産業医クラウド (avenir産業医) ドクター トラスト エムステージ 料金 月額:1.65万円~ (税抜1.5万円~) 月額:5.5万円~ (税抜5万円~) 訪問しない月:2.2万円~ (税抜2万円~) 訪問する月:5.5万円~ (税抜5万円~) 初期費用 無料 11万円~ (税抜10万円) 11万円~ (税抜10万円) 対応地域 全国対応 全国対応 ※一部地域では時間がかかる 全国対応 ※一部地域では時間がかかる 勤務調整 スポット・時間短縮可能 スポット・時間短縮可能 スポット・時間短縮可能 保健師の チェンジ 無料チェンジ可能 対応可能 無料チェンジ可能 テレワー クでの対応 対応可能 対応可能 対応可能 特徴 テレワークなど様々な状況に対応。メンタルヘルス対策を得意とする、低価格かつ高品質で実績数No.1。 官公庁など業種を問わず対応可能。産業医の契約費用に保健師派遣サービスが含まれる万全のサポート。 長年の実績と経験で企業のニーズに対応。独自のシステムで人事業務を効率化。 公式 サイト 公式 サイトへ 公式 サイトへ 公式 サイトへ   働き方改革によって、「産業医」という言葉を聞く機会が増えました。実際に従業員が50人以上の企業は産業医を雇われていると思います。その一方で、「産業保健師」という職業はまだ聞き馴染みのない方が多いのではないでしょうか。 産業保健師は、医療の専門知識を持ち、産業医よりも身近な存在として企業で活躍しています。社員の健康に関する相談や精神面での相談に乗ったり、健康診断結果に関するお知らせなども行います。しかし産業保健師の仕事はこれだけではなく、カバーする範囲はとても広いのです。 ぜひこの記事を読んで産業保健師について知り、企業の健康経営・産業保健活動に役立ててみませんか? この記事でわかること ・産業保健師の基礎知識 ・産業保健師を雇うメリット/事例 ・産業保健師の探し方   目次 1.産業保健師とは  1-1.産業保健師は何をする?何ができる?  1-2.産業医と産業保健師の違い  1-3.産業保健師の導入はいつ検討するべきか 2.産業保健師を雇うと何が変わる? 3.他社では産業保健師を雇っている?活躍事例は? 4.産業保健師はどこで探せばいいのか  4-1.求人を出す  4-2.産業保健師派遣サービスを利用する 5.最後に 1.産業保健師とは 保健師は「予防」の専門家でもあり、病気やけがを予防するために保健指導等を実施しています。中でも「産業保健師」は、企業に勤めて、従業員の健康管理や職場環境の改善、健康経営のサポートを行います。 保健師はその他に、保健所等の公的機関に勤める「行政保健師」、学校に勤める「学校保健師」、病院に勤める「病院保健師」に分かれています。 出典はこちら:URL ―https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/18/― 1-1.産業保健師は何をする?何ができる? 産業保健師とは具体的にどのようなことをするのでしょうか?こちらが業務内容になります。 産業保健師の業務内容 健康診断関連業務(日程調整、案内、当日の立ち会い、結果集計、分析、産業医への報告等) 従業員への保健指導(一般健診有所見者への保健指導、特定保健指導等) 産業医の面談関連(事前面談、振り分け、日程調整、面談の同席、医療機関の紹介等) ストレスチェック(実施者・実施事務従事者の担当、結果分析等) 安全衛生委員会(年間スケジュール・テーマ策定、資料作成、委員会出席、施策や取り組みの提案等) 従業員向けセミナー・講演会の実施(セルフケア、ラインケア、メンタルヘルス関連等) 従業員からの健康相談の対応 職場内で発生したケガや病気の治療 健康管理に関する文書の保管・整理 その他従業員の健康管理に関わる業務 これらは例ですが、もちろん企業によって課題やニーズが異なりますので、各社ごとにそれぞれ実施する業務を変える必要があります。 例えばストレスチェックをお願いするなら、産業保健師は実施者になることができるため、企画~実施~結果の評価を行います。もしくは、産業医に実施者をお願いし、産業保健師は実施事務従事者として実施者の補助を行うこともあるでしょう。こちらは企業の体制によって異なります。 1-2.産業医と産業保健師の違い 従業員が50人以上の事業場では産業医を雇っていることと思います。それでは産業医と産業保健師では何が違うのでしょうか?下記の表に簡単にまとめました。 産業医 産業保健師 役割 会社で勤務する労働者たちの健康と安全を管理する医師 社員たちの健康管理に携わり、健康指導や保健指導を通じて病気を予防する 選任の義務 従業員が50人以上の事業場では義務 なし 所有資格 医師免許・産業医認定 保健師・看護師 勤務 嘱託産業医:月1~数回の訪問 専属産業医:企業内で週3~5日の勤務 企業内で勤務 日数は企業によって異なる(常勤~月1回) 病院で例えるなら 医師 看護師 業務の違い 健康診断結果のチェック・事後措置 医師による面談(長時間労働者・高ストレス者・休職者・復職希望者など) 健康診断結果のデータ整理・分析 社員の健康の相談窓口 職場内でのけがや病気の治療   1-3.産業保健師の導入はいつ検討するべきか 以下にあてはまる場合は、おそらく産業医の手が回っていないと考えられます。つまり産業保健に関わる専門家のリソースが足りていないのです。したがって産業保健師の導入を今すぐに検討すべきでしょう。 ・産業医と面談をしている従業員が少ない ・健康診断等を受けっぱなしの従業員が多い ・よりメンタルヘルスに対して対策を行いたい ・職場環境を改善したいが実施に踏み切れていない また産業保健活動はある程度充実しているものの、より強化を行いたい、健康経営に取り組みたい、健康経営銘柄(※)をとりたい、といった場合でも産業保健師の導入をおすすめします。 ※健康経営銘柄とは? 従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業のこと。 経済産業省と東京証券取引所が共同で行っており、この「健康経営銘柄」に選定されて公表されることで、企業の健康経営の取り組みが株式市場等において適切に評価される仕組みになっている。 出典はこちら:URL ーhttps://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_meigara.htmlー 2.産業保健師を雇うと何が変わる?   産業保健師を雇うことで様々なメリットがあります。ここでは、産業保健師を雇うと何が変わるのか、5つにわけて詳しく解説していきます。 ①産業医の訪問時間を有効活用することができる 産業医が職場訪問をする時間には限りがあります。月1回1時間しか取れない企業もあるのではないでしょうか。その短い時間の中で行えることは少なく、法定業務の実施で終了してしまうこともあるはずです。 しかし保健師がいれば、保健師が担える業務もあるため産業医の負担が減ります。その分産業医1人だけではカバーしきれなかった業務にも手が回るようになり、より徹底した質の高い活動を行うことができます。これは企業の産業保健活動の強化にも繋がるでしょう。 ちなみに産業医の訪問時間が足りなくなってしまった場合、「産業医を増やすか、産業保健師を雇うか、どっちがいいの?」という疑問もあると思います。 この場合、産業保健師を雇った方が予算を抑えることができます。そして休職者や復職者などの面談を産業医に任せ、それ以外の面談は全て産業保健師が請け負う、その中でもメンタル不調等の従業員は産業医に繋ぐという体制が良いでしょう。 ②従業員が気軽に相談できる距離感 保健師は、従業員がいつでもどんなことでも相談できるような窓口になります。そのため産業医よりも距離が近く、気軽に相談することができるでしょう。 その分、従業員の健康状態が悪化する前に気づくことができたり、早めのフォローができます。産業医が不調に気づくことができるのは、各種面談(健診有所見者・高ストレス者・過重労働など)or本人が希望した場合のみのため、軽めの症状の段階ははじかれてしまいます。産業保健師の存在によって、“早期発見・早期対応・早期解決”が実現できるのです。 ③産業保健活動の円滑化 産業保健師は企業と産業医を繋ぎます。 特に産業医は不在が多かったり忙しくても、産業保健師が従業員からの相談や情報を産業医に伝えるため、企業全体の産業保健活動が円滑になります。また専門知識を持っているため、医学的な観点から情報を伝えることができます。したがって産業医も判断を素早く行うことができるでしょう。 ④担当者の業務負担の軽減 産業保健師は、各担当者のサポートをしてくれるため、それぞれの業務の負担を軽くすることができます。人事労務担当者にとっては企業の問題把握や職場復帰支援等の、現場の監督者にとっては職場環境や就業上の配慮についての指導や助言をもらえるでしょう。また健康経営についても施策の計画や実行に対するアドバイスをもらえるはずです。このように、産業保健師は企業活動の効率化にも影響を与えます。 ⑤その他イベント等の実施 産業保健師が健康イベントを考案してくれることもあります。(例:ウォーキングイベントやヨガイベント、社内運動会など) またセミナーや講演会の講師も、産業医より比較的リーズナブルな価格で依頼することができるでしょう。 3.他社では産業保健師を雇っている?活躍事例は? 産業保健師をすでに導入している企業では、一体どのように活用しているのでしょうか。以下の事例を参考に自社でも似たような依頼ができないか産業医を含め相談してみましょう。 事例① 訪問頻度:週4日・1日6時間程度 業務内容: ・職場巡視を通じて社員が働きやすい職場を考える ・健診結果のチェック ・衛生委員会で社員対象の健康に関する講話 ・新入社員に対する研修 ・衛生講話のテーマについて担当者との調整 ・「健康に関する相談窓口」としての活動   事例② 訪問頻度:月2日・1日2時間程度 業務内容: ・健診結果の確認、分析、面談対象者のピックアップ ・有所見者との面談   事例③ 訪問頻度:週4日 業務内容: ・健康診断の対応 ・生活指導の面談 ・産業医や担当者との相談 ・産業医の就業判定前の事前整理   事例④ 訪問頻度:週1日・1日4時間程度 業務内容: ・産業医の事業場訪問同行 ・定期的に事業場の様子を産業医へ報告 ・健康相談の窓口   事例⑤ 訪問頻度:月2日・1日2時間程度(従業員50人未満のため産業医未選任) 業務内容: ・過重労働者、メンタル不調者との面談 ・従業員向けセミナーの実施(メンタルヘルス、季節ごとの予防、管理職向け、新入社員向けなど)   4.産業保健師はどこで探せばいいのか ここまで産業保健師について学んできましたが、いざ産業保健師を雇いたい!と思っても一体どうすれば雇うことができるのでしょうか? 産業保健師の探し方は主に2つあります。それぞれにメリット・デメリットがあるのでそちらも紹介していきます。 4-1.求人を出す 1つ目は、企業がそのまま求人を出して募集する方法です。自社ホームページや求人サイト、求人誌などに掲載します。 〇メリット ×デメリット ・産業保健師の給与や勤務形態は自由に選択できる ・広告出稿・面接の手間がかかる ・自社に合った産業保健師が集まるかなどはわからない   4-2.産業保健師派遣サービスを利用する 2つ目は、産業保健師派遣サービスを利用する方法です。産業保健関連サービス(産業医の紹介など)を実施している企業は、同時に産業保健師の派遣サービスを実施していることが多いです。 〇メリット ×デメリット ・登録してある産業保健師の情報量が豊富→マッチングの可能性UP ・手間や時間などの労力をカット ・サービスによっては導入後も担当者がサポート ・産業保健師の育成を実施しているサービスもある ・登録してある産業医の質がいいかは見極める必要がある   産業医クラウド(avenir産業医) 会社名:株式会社Avenir 設立:2011年6月 本社所在地:東京都港区赤坂 3-16-11東海赤坂ビル4階 おすすめポイント 通勤・テレワークどちらも質の高い産業医を派遣できる紹介会社。産業医クラウド(avenir産業医)独自の試験に合格した上位20%の信頼できる産業医のみを起用しています。 面倒な人事の業務を無料支援!日本全国どこでも瞬時に対応低価格かつ高品質で顧客満足度は業界No.1! メンタルヘルス・休職・復職のサポートが得意!クラウド産業医システムを用いた独自のパッケージにより、円滑で人事や労務に負担の少ない産業医運用が可能!だからオンラインに強み! 全国対応 産業医の指定 業務サポート 産業医の 対応可能業務 産業医の変更 費用 費用 ◆初期費用無料! 最低価格:33,000円(税抜30,000円)(1時間) 従業員:150名未満…55,000円(税抜50,000円)(1時間) 従業員:150~300名…88,000円(税抜80,000円)(2時間) 従業員:300~500名…121,000円(税抜110,000円)(3時間) ※年間1200万円以上のコストカットの実績あり! 産業医の指定 労働衛生コンサルタント / 研修済み産業医 / 女性産業医 産業医クラウド(avenir産業医)では企業の状況と予算に応じて最適な産業医を提供・選任できます!すでに産業医を選任していても「スポットで女性産業医にきて欲しい」「休職者が出たから今だけ相談したい」という細かい相談にもしっかり対応可能です。 産業医の変更 無料で変更可能 紹介サービスだからこそできる【産業医の変更無料】産業医と企業の相性や考え方の違いによるありがちなトラブルも、変更にすぐ対応してもらえると安心です。 業務サポート 産業医 / 保健師 / カスタマーサクセス / 研修 / リモート面談 ...

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